Claude Certified Architect – Foundations 学習ガイド(全ドメイン版)

試験の概念を、
自分の組織の実物で覚える

公式試験ガイド(完全版・全5ドメイン)のタスクステートメントを、毎日運用している ~/.agent/ エージェント組織の実装に対応付けた対応表。「知らない概念を暗記する」のではなく「体で知っていることに正式名称を付ける」ためのサイト。

問題数 / 時間
60問 / 120分
合格ライン
720 / 1000
受験料
$125
形式
4択 × シナリオ4本
資格有効期間
12ヶ月

進捗ダッシュボード

各ページのチェックリスト・模試スコアを自動集計(このブラウザの記録)。全バーが8割を超えたら受験予約

学習の進め方(このサイトの使い方)

学習法の科学 — この進め方がなぜ効くのか(テスト効果・分散学習などのエビデンス)を最初に10分で読むと、仕掛けを正しく使える。

基本サイクル(1日1時間)

  1. インプット:その週の教室(W1〜W4)を1STEPずつ進める。英語のSkilljarは不要(見たい時だけChrome翻訳で補助)
  2. 照合:学んだ概念をドメインページ(D1〜D5)で探し、「うちの組織の実物」と接続する。抽象概念が既知の実物に紐づいた瞬間に忘れなくなる
  3. チェック:「30秒で説明できる」ものだけチェックを入れる(読んだだけでは入れない——正直な残高表が直前の自分を救う)

週末:Claudeに「口頭試問して」と言ってファインマン法(自分の言葉で説明→添削)。隙間時間:スマホで各ページの用語ミニ辞書を流し読み。迷ったら:下の「正解の哲学」5原則に立ち返る。

教室(日本語書き下ろしレッスン)

Skilljarの英語コースの代わりに、ここだけで完結するよう書き下ろした4週間のレッスン。順番に進める。

W1
WEEK 1 — 約60〜90分+演習
Claude API とエージェントループ
Claude Codeの「正体」を50行のコードで理解する。全ドメインの土台
W2
WEEK 2 — 約4〜6時間
マルチエージェントと Claude Code 設定(翻訳学習)
毎日見ている ~/.agent/ 組織を試験用語で読み直す。配点の約半分をカバー
W3
WEEK 3 — 約5〜6時間
MCPを「作る側」+構造化抽出パイプライン
最大の伸びしろ週。MCPサーバー自作・スキーマ設計・検証リトライ・バッチ
W4
WEEK 4 — 約4〜5時間+受験
コンテキスト管理と総仕上げ
D5速習4標語・3色仕分け・受験の段取り・当日の戦い方
📝
模擬試験 — 36分
オリジナル18問(本番形式・解説付き)
選択肢クリックで即採点。目標80%。ベストスコアを進捗に反映

5つのドメイン(照合用リファレンス・配点順)

27%
DOMAIN 1 — 全7項目
エージェント設計とオーケストレーション
エージェントループ / コーディネーター型 / コンテキスト受け渡し / hook強制 / タスク分解 / セッション管理
20%
DOMAIN 3 — 全6項目
Claude Code の設定とワークフロー
CLAUDE.md階層 / コマンドとスキル / パス限定ルール / plan mode / 反復改善 / CI/CD統合
20%
DOMAIN 4 — 全6項目
プロンプトエンジニアリングと構造化出力
明示的基準 / few-shot / tool_useによるJSON強制 / 検証リトライ / バッチ処理 / 多段レビュー
18%
DOMAIN 2 — 全5項目
ツール設計とMCP統合
ツール説明文の設計 / 構造化エラー応答 / ツール配分とtool_choice / MCPサーバー設定 / 組み込みツール
15%
DOMAIN 5 — 全6項目
コンテキスト管理と信頼性
長い会話の情報保持 / エスカレーション設計 / エラー伝播 / 巨大コードベース探索 / 人間レビュー / 出典の保全

試験の6シナリオ(当日ランダムに4本出題)

シナリオ設定の要約主戦場ドメイン
S1 カスタマーサポート解決エージェント返品・請求トラブルを扱うAIサポート。MCPツール(顧客照会・注文照会・返金・人間エスカレーション)を持ち、初回解決率80%が目標D1 / D2 / D5
S2 Claude Codeでのコード生成チーム開発にClaude Codeを導入。スラッシュコマンド、CLAUDE.md設定、plan modeの使い分けD3 / D5
S3 マルチエージェント調査システムまとめ役が検索係・分析係・統合係・レポート係に委譲して、出典付きレポートを作るD1 / D2 / D5
S4 開発者生産性ツール組み込みツール(Read/Write/Bash/Grep/Glob)+MCPでコードベース探索・定型作業を自動化D2 / D3 / D1
S5 CI/CDへのClaude Code統合自動コードレビュー・テスト生成・PRフィードバック。誤検知の最小化が課題D3 / D4
S6 構造化データ抽出非構造文書からJSONスキーマ検証付きでデータ抽出。エッジケースと精度管理D4 / D5

正解の哲学 — サンプル問題12問から抽出した出題者の思想

公式ガイドのサンプル問題(正解+解説付き)を分析すると、正解には一貫した「思想」がある。逆に言えば、この思想に反する選択肢は誤答として設計されている。迷ったらこの5原則に立ち返る。

① 保証が要る場面で「お願い」を選ばない
金銭・本人確認など失敗が許されない業務ルールは、プロンプト指示(確率的)でなくプログラム的強制(hook・前提条件ゲート)が正解。「システムプロンプトを強化する」「few-shotを足す」は、保証が要る文脈では誤答になる。うちの larc-approval-gate の思想そのもの。
② 根本原因に、最小の手数で
ツールの選択ミスが「説明文が貧弱」なせいなら、正解は説明文の充実であって、ルーティング層の新設やツール統合ではない。「過剰設計(over-engineered)」「別の問題を解いている」選択肢は誤答の定番として毎問仕込まれている。
③ インフラを足す前に、プロンプト最適化を試す
エスカレーション判定の改善なら、まず「明示的基準+few-shot例」。分類器モデルの新規学習やセンチメント分析の導入は「プロンプトを試す前に大掛かり」で誤答。ただし①が優先:保証が要るなら最初からhook。
④ 情報は殺さず、構造化して流す
エラーは「失敗の種類・試したこと・部分結果・代替案」を構造化して上位に返す。握りつぶし(空結果を成功として返す)も全停止(例外を上まで投げてワークフロー終了)も両方誤答。LLMの自己申告(確信度・感情分析)を判断材料にする選択肢も「較正されていない」ため誤答。
⑤ スコープは「必要な範囲に、必要なだけ」
チーム共有ならプロジェクトスコープ(.claude/commands/)、個人なら user スコープ。高頻度の単純作業にはスコープを絞った専用ツールを渡し、複雑ケースはコーディネーター経由を維持する(最小権限)。「全ツールを渡す」「全部を1つに統合」は誤答。

出題されないもの(勉強しなくていいリスト)

公式ガイドが明示している出題範囲外。ここに時間を使わない。

  • モデルのファインチューニング・カスタムモデル学習
  • APIの認証・課金・アカウント管理、レート制限・料金計算
  • 特定言語/フレームワークの深い実装(ツールとスキーマ設定に必要な範囲を超えるもの)
  • MCPサーバーのホスティング・インフラ(デプロイ・ネットワーク・コンテナ運用)※ツール設計は出る
  • Claudeの内部構造・学習プロセス・Constitutional AI・RLHF
  • 埋め込みモデル・ベクトルDBの実装詳細
  • Computer use(ブラウザ自動化)・画像解析
  • ストリーミングAPI実装・プロンプトキャッシュの実装詳細(存在を知っていればよい)・トークナイザーの仕様

公式推奨の実践演習(手を動かす課題)

公式ガイドは「読むだけでなく作れ」と4つの演習を指定している。学習プランの各週に割り当て済み。

演習作るもの鍛えるドメイン
演習1エスカレーション付きマルチツールエージェント(stop_reasonループ+構造化エラー+業務ルールhook)D1 / D2 / D5Week 1
演習2チーム開発向けClaude Code設定一式(CLAUDE.md階層+paths付きrules+fork skill+.mcp.json)D3 / D2Week 2
演習3構造化データ抽出パイプライン(JSONスキーマ+検証リトライ+few-shot+バッチ100件)D4 / D5Week 3
演習4マルチエージェント調査パイプライン(並列Task+出典保全+エラー伝播+欠損注記)D1 / D2 / D5Week 3

※ うちの組織は演習2と4の「完成品」を既に持っている。ゼロから作るより「なぜこの形なのか」を試験用語で説明し直す方が効く。